Lua トランスレーター作ろう

[koron]

計画概要

1. Vimスクリプトの各関数を ynkdir/vim-vimlparser を使ってオンザフライでLuaに変換するトランスレーターを書く。
   • いきなり全部やるのではなく単純なところから始める
   • 難しいところは予め洗い出して、技術的な代替案を検討/実施する
2. これを使って +if_lua (LuaJIT recommended) なVimでは自動でLua&高速化するプラグインを作る。
3. 入れるだけでVim(スクリプト)が100倍速くなる という触れ込みで if_lua の標準搭載化。
4. (オプション)生Luaで高速なスクリプトを書く土壌と文化を立ち上げる。
   • VimLのままでも速くなるならソレでええやん。

[tyru]

これは期待！

[ynkdir]

vimlparserはまだちょっと固まってないのでちょこちょこ変更が入るかもしれません。すいません。
まあそんなに大きな変更はない予定ですが…。

[koron]

@ynkdir AST に相当する仕様についてはぜひ相談させてください。「こんなAST吐いてよぅ」的な要望はでてくると予想してます。

[ynkdir]

okです

[Shougo]

最初に火をつけたのは私なので、私も協力したいと思います。

[ujihisa]

コンパイラと聞いて

協力します

[tsukkee]

どう協力できるか分かりませんが、協力したいです！

[koron]

現状、vim-vimlparserをいじって、どんなASTが吐き出されるか確認中。

標準のcompileは通さずparseで止めて、それをLuaを吐き出すLuaCompiler(仮)に通してLuaコードを生成するのが良さそう。

その他のアイデアとかキーワード:

• 関数テーブル: Vimの関数名からLua関数にマップするテーブル
• 関数の置換: Vimの関数の内容を、Luaの対応する関数を呼び出すだけのものに変換する
• Luaからの関数呼び出し: 関数テーブルにあればLua関数を直接呼ぶ
• Vim側の関数更新の検出: Vim側だけ更新されていてLua関数側が更新されてない場合を考慮する必要がある

[mattn]

ぶっちゃけ思うのは、ASTまで出来るんだったらわざわざLuaに落とさずcompiled vimscript を吐いた方が効率的なんじゃないかとか思った。

[koron]

Luaに落とさずcompiled vimscript を吐いた方が効率的なんじゃないか

実行系の速度が違いすぎるから、それはないと思う。

[mattn]

いや作ってもないのにそれはないw

[mattn]

いまからオペレーションコード割り当てと、その処理を書いて毎行パースをやめれば速くなるって話です。

[mattn]

vim scriptが遅いのは毎行パースしてるのが原因で、whileループはもちろん、関数の呼び出しでも毎回パースが走ってるのが原因。
a + b を (+ a b) っていうオペレーションにしていければ対等に速くなると思ってる。

[koron]

@mattn #48 での実験結果からの予測だけど、OPコード方式はせいぜい30倍くらいの効率アップにとどまるんじゃないかなと。
根拠はpythonがpyc作ってることからOPコード方式だろうとの推測。で、どんなに頑張っても素Luaの100倍まで。
しかし LuaJIT ならば最大1000倍に達しうることは(あれはフィボナッチというかなり都合の良い例だったとしても) #48 が示している。

でとりあえずは #48 にある、フィボナッチ関数のVim版を入力してLua版を出力できるところを最初のゴールとしましょう。

[Shougo]

仮想マシンによるオペコード方式だと、現在のRubyやPythonの速度を超えることができません。
頑張ってもLua程度です。もちろん、毎回パースのVim scriptの方式は非効率なので高速化にはつながると思います。
JITだと仮想マシンの壁を超えることができます。PythonのJIT処理系のPyPyはLuaJITと同程度の速度みたいですよ。
とはいえ、それでもC言語の10倍くらいには遅いようです。
Goはネイティブコードにコンパイルしているだけあって、Cより少し遅いくらいです。

ネイティブ（C） > Go > JIT >> 仮想マシン >> 超えられない壁 >> Vim script

高速化が目的なのか、（将来的に）Vim scriptを捨てるのが目的なのかによって、話がかなり違ってくるような気はしています。Luaは高速なんですが、Vim script以上に標準ライブラリが少ないので、今のままだとVim scriptとの併用は避けられないと思います。